ブロックチェーン技術はサイバーセキュリティのリスクにおいては
安全性が高い反面、様々な技術要素で構成されており、それぞれセキュリティ観点が異なります。
特にブロックチェーン領域のスマートコントラクト※1については、後から修正することが困難な為
公開されたスマートコントラクト※1に脆弱性が存在した場合については
攻撃を受け、不正な操作を継続的に受ける等の危険性が極めて高く
リリース前にいかに脆弱性をなくせるかが重要となります。
ブロックチェーンは「分散型台帳」とも言われ、データを分散して処理・保存するなど、 様々な改ざんが困難な仕組みを用いているため、セキュリティに強いとされていますが、必ずしも安全であるとは言い切れません。 過去には、悪意のある攻撃者(ハッカー)が様々な手法で、コードの悪用やプライベートキーの盗難、ハッキング等を行い、 多くの暗号資産に損失をもたらしてきました。 攻撃者は主にフィッシング攻撃やルーティング攻撃※2 51%攻撃※3などの手法を用いてブロックチェーンを脅かしています。
これらの攻撃には、ネットワークの分散化や暗号化、二段階認証などのセキュリティ対策が有効になります。また、脆弱性診断を通じて、常に新たなリスクに対応することも重要です。
※1 スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動で行う仕組みのこと あらゆる契約行動をプログラム化し、自動的に契約を実行しようとする
※2 ルーティング攻撃とは、ネットワークにおいて攻撃者がデータの経路情報を改ざんしたり、 正当なノードとなりすましてデータを誤った経路に誘導する攻撃手法です
※3 51%攻撃とは、攻撃者がネットワーク上の合計計算能力の51%以上を保有することで自身の意図するブロックを作成し、 ネットワークを操作する攻撃方法です
スマートコントラクト※1の脆弱性を調査し、 ペネトレーションテスト※4を実施し診断します
擬似攻撃成功時にサーバ等のIT資産からどこまで情報を持ち出すことができるかテストします
※4 ペネトレーションテストとは、システム全体の観点でサイバー攻撃耐性がどのくらいあるかを試す為に、 悪意のある攻撃者が実行するような方法に基づいて、実践的にホワイトハットハッカーがシステムに 侵入を試みるテストのこと
iOSやAndroid等のスマホアプリにセキュリティ上の問題点がないかを確認します リバースエンジニアリングによるアプリの挙動解析も可能です
診断対象ネットワークに存在するサーバやネットワーク機器等に、既知の脆弱性や設定の不備等によるセキュリティ上の問題点がないかを診断します
Webアプリケーションに内在するクロスサイトスクリプティングやSQLインジェクション、なりすましなどの脆弱性を検出し、セキュリティリスクの排除を支援します
ハッカーの手法を熟知したセキュリティエンジニアが脆弱性診断を実施します
国内外のハッキングイベント大会にて好成績を残したホワイトハッカーがメンバーとして参画
診断技術をとことん追求したいという技術者が在籍しております
本サービスは、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社との業務提携により提供するサービスです
関連する診断メニュー
スマートフォンアプリ診断
ネットワーク診断
Webアプリケーション診断
脆弱性以外の製品品質の確認・診断については、ProVisionで実施可能です。
テスト計画、テスト設計、テスト実施などフェーズに合わせた形で提案が可能です。
脆弱性診断と合わせての提案も可能ですので、ご希望の場合はお気軽にご相談ください。
Aブロックチェーン脆弱性診断によって、攻撃者がブロックチェーンに侵入することを防ぎ、データの機密性、完全性、可用性を保護することができます。 また、ブロックチェーンのセキュリティに関する認識を向上させ、将来的な攻撃に対処するための対策を講じることができます。
Aはい。ソースコードやクラウドなど他の脆弱性診断も合わせて実施可能です。 ブロックチェーンの脆弱性診断で用いられるペネトレーションテストなどの手法は、他のシステムやアプリケーションでも共通して使用されます。 ソースコードやクラウドの脆弱性診断を合わせて実施することで、システム全体のセキュリティを強化することができます。
Aブロックチェーンの脆弱性診断は、一般的にブロックチェーンシステムが導入される前、またはアップグレードされる前に行うことが望ましいとされています。 一方でブロックチェーンの技術やセキュリティの脅威は常に変化しているため、継続的かつ定期的に診断することで、常に最新のリスクに対して備えることが重要です。
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