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富岡製糸場様

近代化遺産「富岡製糸場」の若年層へ向けたPRに貢献

使用サービス:

  • AR Works
群馬県富岡市にある世界遺産の富岡製糸場様。誰もがその名を知る近代化遺産でありながら、常に新たな取り組みに挑戦し、訪れた方へより良い文化体験を提供し続けています。今回ProVisionは、富岡製糸場様を来訪する若年層向けPRに貢献するべく、ARを活用したクイズやSNS向けのARフィルターなど、複数のARコンテンツを制作いたしました。

どのように弊社のAR制作サービスを知りましたか?

大崎さん:約3年前の2020年頃、ProVision高崎営業所の所長さんよりお声がけいただいたことがきっかけでProVisionさんのことを知りました。観光協会などの繋がりを介してご連絡いただき、富岡製糸場が抱える課題などをお伝えしたところ、ARを使って何か貢献させてくれませんか、とおっしゃっていただきました。

当時抱えていた課題はどのような部分でしたか?

大崎さん:その当時も現在も変わらずですが、来場者数の少なさが主な課題で、加えて、来場者のリピート率が少ないこと、若年層の来場が少ないことにも課題感がありました。当時でいうと、ちょうどコロナが流行り始めた時期で、来場者数は減っているものの小学校からの社会科見学のご依頼や家族旅行の割合も増えている状況だったので、小学生が楽しめるコンテンツも何か良いものはないかという点も考えていましたね。

様々な課題を抱える中で弊社へ依頼くださったと思いますが、どのような企画を進めていったのですか?

大崎さん:最初は小学生向けのARクイズを設置しました。(https://www.value-press.com/pressrelease/284320L)その頃はギガスクール構想が始まった時期であり、コロナ禍で関東近県から家族旅行などがきっかけで子どもたちが来場することが増えていました。そこでARでクイズを出題し、タブレットを使ってゲーム感覚で学習ができたら盛り上がるだろうと考えたことが背景にあります。その後も数回、ARクイズやSNS向けのARフィルターなど、様々なコンテンツを制作いただいています。具体的には、高崎商科大学と連携し若い女性をターゲットにしたARフィルターや、花火や紅葉、雪といった富岡製糸場で四季を感じられるInstagramフィルターなどですね。その頃から徐々に面白い路線でコンテンツを企画するようになり、お蚕が空から降ってくるものや、最近でいうと自分の顔が繭玉に沢山写るフィルターをInstagramで公開していました(笑)
佐藤さん:最初はInstagramで写真が撮れるARフィルターを公開して、試行的に場内に看板を設置するのみで、宣伝もあまりせず、という感じでしたが、今年実施しましたARを使ったクイズ形式では、場内を周遊してもらい、全問正解者は景品をガチャガチャでもらえる参加型のコンテンツになっています。宣伝用チラシも広く多く配布して、認知拡大にも力を入れています。参加型にすることで没入感が高まり、体験自体の価値が上がっていますし、企画への時間的、金銭的投資はやはり重要だなと感じています。

コンテンツの企画はどのような流れで行うのですか?

大崎さん:ProVisionさんからコンテンツをご提案いただく場合もありますし、私たちの意向もあるので、より良いものをお互いにコミュニケーションをとりながらすり合わせていくような形です。企画の段階ではフラットにお互いに意見を出し合っていますね。
佐藤さん:私たちも日々何か新しいもの、面白いものはないかとアンテナを張っているので、こんなのはできませんか?とこちらから希望をお伝えすることもあります。場内で配布していた缶バッジにアイディアを得て、こんなものをARにできないかとProVisionさんに相談したところ、とても可愛らしく作っていただいたこともありました。逆に完成したコンテンツが少しイメージと違った場合には、こちらの要望を伝えて、細かい部分も調整してもらっています。

コンテンツの方向性を変えたとありましたが、どのように変えたのでしょうか。

大崎さん:根底には来場者を増やしたいという想いがあるので、年代問わず多くの方が富岡製糸場を訪れるきっかけになる「面白さ」や「興味を引く」コンテンツを作るようになりました。特に場内に設置するコンテンツは、学校の課外授業として富岡製糸場を訪れる子どもたちにとって楽しい時間となるよう、冒険的要素を入れるようにしました。富岡製糸場は教育施設のような側面が強く、好きな方は好きですし、大人は満足度が高い傾向にあるのですが、若者や小学生などは普通に回っているだけでは飽きてしまうことが多いです。そんな中で宝探しやガチャガチャ、カブトムシ取りなど、施設の中でちょっとした体験ができて子どもたちが楽しめる仕掛けがあれば、富岡製糸場がより印象に残るのではないかと考えたのです。今の子どもたちは本当にデジタルネイティブで、スマホやタブレットを上手に使いこなしますよね。大人以上に使えるからこそ、ITを活用した体験や仕掛けに着目しました。もちろん面白ければなんでもいいという訳ではなく、富岡製糸場の150年の歴史や施設、関わる人物など、何かしらに紐づいたコンテンツにすることによって、施設の価値を高めていければと考えています。

ARコンテンツを通じた効果や反響はありましたか?

大崎さん:最初にクイズを設置した年は、問い合わせをいただくことが増えました。都内や関東圏内のファミリー層の見学者が増えて、子供たちのクイズの利用が増えましたね。あとはやはり、最近出した繭玉フィルターですね。今回ARの起動数が約145万回と、過去最高でした。起動している方は18歳から24歳の女性が多く、やはり商品やサービスは女性に受けないとヒットしないということが分かったことも収穫でした。先日富岡市主催の定例記者会見でフィルターの話をしたところ、新聞などに取り上げていただきまして、メディアへの反響も大きかったです。明確に数字で来場者が増えたといえるのはまだですが、今後も継続して施策を打っていきたいですね。
佐藤さん:SNSのARフィルターを配信し、ユーザーがコンテンツを利用して写真を撮りSNS上でシェアしていただけると、拡散力が強いため、来場者数向上への効果が期待できます。繭玉フィルターも、拡散力という意味では、フィルターを使った写真や動画が約70万回閲覧されています。市役所の他の課や市役所以外の施設などからチラシを置きたいと言っていただくなど、ARフィルターに関して問い合わせをいただくことも増えました。フィルターをきっかけに富岡製糸場を知っていただくチャンスが増えることはとても有難いです。
加えて、実際に来場した方の満足度が非常に高くなることも感じています。場内に設置してあるARクイズを例にすると、場内を回りながら各所に設置されたQRコードをスマホで読み取り、富岡製糸場についてのクイズがスマホ上にARで浮かび上がる。クイズを全問正解すれば最後にガチャガチャを回して景品がもらえる。こうした一連の経験を通して、来場した子どもたちが「なんかよく分からなかったな」ではなく、「楽しかった!」と言って帰っていきます。ARコンテンツを取り入れた意味が、満足度の部分で1番大きいと感じますし、喜ぶ子どもたちの姿を見ると、取り入れてよかったなと思いますね。施設として一定のガイドラインはありますが、来場のきっかけになれるようなコンテンツだとしたら、今後も積極的に取り入れたいと考えています。

弊社に依頼してよかったと感じる点はございますか?

大崎さん: SNSを活用したARサービスである点が良いと感じています。スマホ1台で誰でも気軽に楽しめて、アプリダウンロードも不要で手間が少ない。老若男女幅広い来場者が訪れる中で利用方法が複雑だと敬遠されてしまうので、その点で非常にマッチしています。場所を選ばずどこでも楽しめる点もよいですね。SNSを活用したものだからなのか、製作費も安く済むことも魅力です。
佐藤さん:私が良いと感じる1番のポイントは、ProVisionさんから様々な提案をいただけることです。こちらの意図を組んでバリエーション豊富な提案をしてくれますし、細かな修正にも対応してくれます。安心感がありますね。

今後弊社に求めることやご要望はございますか?

大崎さん:最終的に多くの方に足を運んでいただきたいので、宣伝効果が高く、製糸場の魅力や価値をより伝えられるようなコンテンツが作れればいいなと思っています。そのためのコンテンツ、PR手法など、様々な観点のアイディア出しや制作にご協力いただきたいですね。富岡製糸場は世界遺産ですし、教科書にも載っていることもあり、認知度は高いです。ただ一方で、ドラマがなく面白みに欠けるという声が多いのが現状で、世界遺産登録を機に一般公開を開始して10年、累計来場者数はまだ800万弱です。まだまだ多くの方は来場されていないので、やはり1度足を運んでいただきたいと思っています。
佐藤さん:新しい技術ももちろんですが、既存のものでも作り替えて新しく打ち出すような提案や、富岡製糸場ならではの独自性を活かしたものなど、様々なアイディアをどしどしお待ちしております!

最後に、富岡製糸場としての今後の展望はございますか?

大崎さん:富岡製糸場の魅力を発信し、その良さを知ってもらうことで、富岡製糸場を次の世代に健全に引き継いでいきたいと考えています。管理側の人間として、この施設をしっかりと後世に残していくというのが、私たちの使命だと思っているので、そのために、多くの人が訪れ、富岡市民が誇りを感じる、愛される富岡製糸場を目指していきたいですね。

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